韓国・現代自動車(Hyundai Motor)は2019年6月26日、サウジアラビア国営石油会社アラムコ(Saudi Aramco)と水素エコシステムの拡大で覚書を交わしたと発表した。

(写真:Hyundai Motor)
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 両社の協力により韓国国内で水素供給インフラと水素燃料ステーションの展開を進めるほか、サウジアラビアでHyundaiの水素燃料電池車の認知度向上に取り組む(関連記事)。また、将来の自動車技術の開発でも協力するほか、炭素繊維や炭素繊維強化樹脂などの非金属材料の採用を幅広い分野で拡大させるための共同研究も実施する。

 G20エネルギー環境閣僚会議中に国際エネルギー機関が発表した報告書では、水素に対する注目度は高く、政治的および経済的な勢いが増して世界中で政策やプロジェクトの数が急速に増加しているという。Hyundaiは「“水素エネルギー社会”がエネルギー転換を成功させるために最も実行可能なソリューションである」という考えを持っている。同社は燃料電池自動車の戦略「FCEV Vision 2030」で持続可能な交通・輸送への取り組みを進めるとともに、運輸部門を超えたさまざまな用途で、世界規模の水素社会の構築を目指しているという(関連記事)。