KDDIとスウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年6月24日、5Gを使ったアプリケーション利用時の効率化を実現する「ネットワークスライスのオンデマンド構築技術」および「ゼロタッチ認証技術」を共同開発したと発表した(KDDIのニュースリリースEricssonのニュースリリース)。2019年6月26日から28日にかけて中国・上海で開催される「MWC Shanghai 2019」のEricssonブースにて、今回の技術を使ったデモが披露される。

ネットワークスライスのオンデマンド構築

 5Gコアネットワークのネットスライシング機能は、多様なユースケースに対して、個々の要求条件に合わせた個別のネットワークを構築し、最適な環境を効率的に利用できる技術として期待される一方で、従来の仮想化技術で提供する場合のリードタイムが課題となっている。今回開発したネットワークスライスのオンデマンド構築技術では、5Gコアネットワークの主要機能をコンテナ型仮想化技術で統合化した「Container-based Dynamic Slice Orchestration prototype」を導入。アプリケーション起動や各種ハードウエア操作などの処理をコンテナ化することで、顧客の操作に応じたオンデマンドなネットワークスライシングサービス提供を可能にした。

出所:KDDI
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ゼロタッチ認証

 アプリケーション使用時のユーザー認証手段としては、IDとパスワードに加えて、SMS(ショートメッセージサービス)で通知する認証コードを入力することで安全性を確保する方法が広く使われている。ただいこれには、顧客側の操作手順が煩雑であるという課題がある。今回のゼロタッチ認証技術では、5GコアネットワークのAPIを利用して、アプリケーションとサービスプロバイダー間の認証を、安全性を確保しながら自動化。顧客の手を煩わすことなく、すぐにアプリケーションが利用できる仕組みを実現した。

 両社は、今後社会の持続的な成長と発展する未来に向けて、「通信とライフデザインの融合」をテーマに、5G時代の技術開発を推進していくとしている。