総務省の中国総合通信局(中国総通局)は2019年6月24日、調査検討会を発足させて、臨時災害放送局(FM放送)の同期放送の検討を開始すると発表した。

 災害の被害軽減のために臨時災害放送局は開設されるが、被災地域が広範囲にわたる場合は追加的に中継局を設置する必要がある。一般には、親局と中継局で異なる周波数が必要となり、放送局間の影響を考慮することが必要なため開設まで時間がかかる場合がある。

 そこで調査検討会は「FM同期技術」を使って同じ周波数で放送する臨時災害放送局を複数開設する場合に必要な技術的条件などを検討する。親局と中継局で同じ周波数を利用できるので、臨時災害放送局の早期立ち上げが可能となる。臨時災害放送局による同期放送の検討は全国初という。

 計画では2019年度はモデル検討、室内試験、検証・評価などに取り組む。2020年度にはフィールド試験、検証・評価などの実施を予定する。

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