日本音楽著作権協会(JASRAC)は2019年6月25日、5月30日に開かれた著作権協会国際連合(CISAC)総会で採択された決議のうち、日本に関係する3つの決議書を文化庁の内藤敏也審議官に手渡したと発表した。日本映画監督協会や日本脚本家連盟、日本美術家連盟、日本美術著作権協会の権利者団体4団体とともに文化庁を訪れ、日本政府の対応を求めた。

 決議書は(1)日本における私的複製補償金制度、(2)日本における美術創作者の追及権、(3)日本映画監督協会への支援──をそれぞれテーマにする内容である。(1)の「日本における私的複製補償金制度」についての決議書では、形骸化した日本の私的録音録画補償金制度の回復に向けて、新しい機能的で公平な制度を早急に構築することを要望した。

 (2)の「日本における美術創作者の追及権」に関しては、現在90カ国以上で立法化されている美術創作者の追及権を、日本の著作権法にも導入することを求めた。(3)の「日本映画監督協会への支援」については、映画監督が公正な報酬を得ることを目的とする日本映画監督協会の活動を支持するとともに、公正な報酬を得られるための立法措置をとることが必要とした。

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