メルカリは2019年6月25日、業務用クリーニング機器などを製造販売するTOSEI(東京・品川)と共同で、フリマアプリ「メルカリ」に出品する衣服などの撮影ブースをコインランドリー内に設置する実証実験を6月26日から始めると発表した。家の中で出品物を撮影できるスペースがなかったり、商品が”映える”壁がなかったりするユーザーを取り込み、出品数拡大を狙う。

コインランドリー内に設置した撮影ブース
服の色に合わせて背景の色を変えたり、ラックの高さを調整したりできる
[画像のクリックで拡大表示]

 ブースを設置するのは、TOSEIの直営コインランドリー「TOSEI Laundry(トーセイ ランドリー)」の東中野店と川口並木店、平台店の3店舗。撮影ブースには、背面パネル付きのハンガースタンドやラック、サイズ計測用のメジャーなどを設置。ゆうパケット用段ボール箱などの梱包資材も無料で用意する。利用者は持ち込んだ衣服を「洗いたて」の状態で撮影し、その場で梱包して持ち帰れる。

メルカリの撮影ブースを設置したTOSEIの直営コインランドリー「TOSEI Laundry」東中野店
店頭に赤い「メルカリ」ののぼり旗を掲げる
[画像のクリックで拡大表示]

 TOSEIの高橋岳彦副社長によれば、コインランドリーを利用したことのある人は、世帯数でみると1割程度という。こうしたなか、TOSEIの直営店内でメルカリへの出品用に衣類を広げて撮影している利用者がいたことを踏まえて、今回の実証実験を始めた。

 「店頭に掲げたメルカリののぼり旗を見て、これまでコインランドリーを使ったことのない人が来店するきっかけになればよい」と高橋副社長は期待する。撮影ブースの設置コストは数万円で、利用者が1日当たり1人増えればペイできるとみる。今後、TOSEIのコインランドリー機器を設置している代理店向けにサービスを拡大していく考え。