米ザイリンクス(Xillinx)は、新世代FPGAと銘打つ「Versal ACAP(Adaptive Compute Acceleration Platform)」(以下、Versal)の最初の製品のサンプル出荷を、先行ユーザー向けに開始した(日本語ニュースリリース)。今回の製品は、台湾TSMCの7nmプロセスで製造する。

Versal AI Coreシリーズの製品。Xilinxの写真
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 XilinxはVersalを2018年10月のプライベートイベントで発表している(関連記事)。その発表によれば、Versalは大きく6製品に分かれており、AI推論や高速信号処理に向けた「AI Engine」と呼ぶ回路ブロックを搭載する製品と、それを搭載しない製品が用意される。

 今回出荷開始したのは、AI Engineを搭載した製品「Versal AI Coreシリーズ」と、搭載しない製品「Versal Primeシリーズ」である。どちらも主にデータセンターに向けた製品で、前者は無線通信機器にも、後者は有線通信機器にも適しているという。両製品とも、FPGAファブリックに加えて、CPUコアの「Arm Cortex-A72」、同「Arm Cortex-R5F」、DSPコア、NoC(Network on Chip)などを集積する。

 昨年(2018年)のプライベートイベントでは、両製品とも、2019年後半に出荷予定としていたが、TSMCが予定より前倒して納品したことで、今回、先行ユーザーへのサンプル出荷を開始できたとする。なお、両製品とも、一般ユーザー向けの出荷は当初の予定通りの2019年後半中という。