ソフトウエア開発者向けツール「GitHub」を提供する米ギットハブの日本法人は2019年6月21日、GitHubの最新動向に関する発表会を開いた。同社の公家尊裕カントリーマネージャーは「3600万人の利用者のコラボレーションを促進するため、セキュリティー、法人向け機能、コミュニティーの3本柱を強化していく」と話した。

米ギットハブの日本法人「ギットハブ・ジャパン」の公家尊裕カントリーマネージャー
[画像のクリックで拡大表示]

 なかでも「最も重要」(ギットハブのデボン・ツェーゲルオープンソースエコノミー担当プロダクトマネージャー)とするのが、3本柱のうちのコミュニティーに該当する、利用者の交流を促進するための仕組みだ。同社が5月に始めた、ソフト開発者などがプロジェクトに賛同した人から資金を調達できる「GitHub Sponsors」(ベータ版)が該当する。ツェーゲルマネージャーは「シンプルだが強力なこの仕組みでオープンソースコミュニティーの新しい形を作りたい」と力を込めた。

ギットハブのデボン・ツェーゲルオープンソースエコノミー担当プロダクトマネージャー
[画像のクリックで拡大表示]

 「企業や学生など様々な人が利用するオープンソースは信頼の上で成り立っている」(ツェーゲルマネージャー)。オープンソースソフトウエア(OSS)の脆弱性自動検知技術などに強みを持つイスラエルのホワイトソースとパートナーシップを結ぶなどセキュリティー面の強化もアピールした。