ドイツ・シーメンス(Siemens)の日本法人であるシーメンスは2019年6月21日、事業状況に関する説明会を開いた。2018年8月に発表した中期経営計画「Vision2020+」に基づき、事業構成を3つの事業カンパニーと3つの戦略カンパニーに分ける変更を2019年4月に実施したという。

 Siemensは2019年5月、業績不振が続くガス・電力部門の分社化を発表している。これに向けて、2020年4月までに更なる組織体制の変更を加える計画だ。

ドイツSiemensの事業体制
(出所:シーメンス(日本法人))
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 事業カンパニーは「インフラ」「デジタル」「ガス・電力」、戦略カンパニーは「風力発電」「鉄道車両」「医療」の各部門から成る。このうち、「ガス・電力」と「風力発電」の2つを合わせて分社化する。新会社の売上高は270億ユーロ、従業員は8万8000人を見込む。2019年10月までにドイツの株式市場へ上場する予定だ。

 シーメンス社長兼CEO(最高経営責任者)の藤田研一氏は「新会社は電力供給の上流から下流まで、必要な製品を総合的にカバーする」と話す。2020年の発送電分離に向けて、異なる送電事業者間で電力を融通する技術についても、パートナー企業と協力して研究を進めている。