NTT東日本は2019年6月20日、社内でeスポーツ(ゲーム対戦競技)チームを発足したと明らかにした。社内公募で集まった100人以上から30人を選抜して結成。2019年7月から国内の大会に参戦する。eスポーツチームの発足はNTTグループで初めて。

 チーム名は「TERA HORNs」。「ギガ」より大きい「テラ」と、強さや威厳の象徴である「角(Horn)」を組み合わせた名称とした。発音は「Telephone」と似ているが、無関係という。同チームは会社が支援する同好会の位置付け。NTT東日本の局舎などに練習環境を設け、拠点同士をつないだチーム内の対戦も予定する。通常の練習は原則、業務時間外。大会への参加は業務として認める。

NTT東日本のeスポーツチーム「TERA HORNs」のロゴ
(出所:NTT東日本)
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 NTT東日本は井上福造社長の肝煎りでeスポーツ関連のプロジェクトチームを2018年9月に発足。事業化に向けた第1弾として、カプコンが2019年3月に開催した「ストリートファイターリーグ powered by RAGE グランドファイナル大会」にICT環境のサプライヤーとして参画した。

 NTT東日本には格闘ゲームで国内トップレベルの社員が在籍しているといい、そうした社員がeスポーツ関連事業に関わることで、低遅延のネットワークやパブリックビューイング向けの映像配信システムの提供などで強みを発揮できると見ている。eスポーツイベントの企画や誘致、プレーヤーの育成を含め、2019年度中に本格事業化を目指す。既に自治体などから20件程度の引き合いがあり、今後5年間で売上高20億円規模の事業に拡大したい考え。事業会社の設立も視野に入れる。

 同社は今回、eスポーツチームを自ら発足してノウハウの蓄積につなげる。eスポーツを軸とした企業交流なども図っていく。