スウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年6月17日、同社5Gプラットフォームをより強化する新しいソフトウエア/ハードウエアソリューションを発表した(ニュースリリース)。ネットワーク容量とカバレッジをさらに拡張し、新たなユースケースの実現を後押しするという。

出所:Ericssonの公式Twitter
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 今回導入される新ソフトウエア「standalone 5G NR software」は、既存のEricsson Radio Systemにインストールすることで、5G NRのNSA(Non-Standalone)に加えて、超低遅延通信などを実現するSA(Standalone)に対応。広域にコスト効率よく5Gサービスを提供するために利用される低周波数帯と、中周波数帯や高周波数帯とのキャリアアグリゲーション(CA)を可能にし、ネットワーク容量とカバレッジを同時に拡張、通信環境改善と高速化の両方を実現する。新ハードウエアとしては、中周波数向けにMassive MIMOを使った無線システムを追加。無線装置「AIR 1636」でより広域のカバレッジ確保を可能にし、「AIR 1623」で安価な基地局構築を支援する。

 さらに、クラウドソリューションの「5G dual-mode Cloud Core solutions」と併用することで、ネットワークスライシングなどのサービスを、よりスピーディーに提供できるようにする。AR(拡張現実)やゲームなど、低遅延かつ高帯域を使った高精度な通信を要するアプリケーションに向けて、「Edge NFVI(Network Functions Virtualization Infrastructure)」を用意。エッジコンピューティング機能を最適化し、こうしたコンテンツを高品質で低コストに提供可能とする。

 認証プログラムの「VNF Certification Service」も提供する。Ericssonのラボ施設を使って、パートナー各社の仮想ネットワーク機能(Virtual Network Function、VNF)を認証するプログラムである。製品の速やかな市場投入を支援するとしている。