米Diodes(ダイオーズ)社は、USB Type-C端子に対応したオーディオ/データスイッチIC「PI3A6386」を発売した(ニュースリリース)。このICを使えば、USB 2.0端子や3.5mmのオーディオ端子をUSB Type-C端子に置き換えても、オーディオ信号のほか、USB2.0などの従来規格のデータ信号を利用し続けることが可能になる。480Mビット/秒のHigh Speed規格や、12Mビット/秒のFull Speed規格をサポート可能だ。ノートパソコンやスマートフォン、MP3プレーヤー、タブレット端末などに向ける。

USB Type-C端子に対応したオーディオ/データスイッチIC。Diodesのイメージ
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 USBスイッチとオーディオスイッチを搭載した。いずれもSPDT(単極双投)構成である。USBスイッチの周波数帯域幅は1GHzと広い。オン抵抗は5Ω(標準値)である。オーディオスイッチは、全高調波歪み(THD)が−110dB(20Hz〜20kHzの範囲において)と低いのが特徴である。このためオーディオ信号に与える影響を抑えることができる。オン抵抗は1Ω(標準値)である。オーディオ信号経路は、+3Vと−3Vの信号を扱うことができる。USBスイッチとオーディオスイッチとの間のクロストークは−85dB(30kHzに置ける標準値)である。USB Type-C規格のオーディオ・アクセサリー・モードをサポートする。各スイッチの制御はI2Cバス経由で実行する。

 プログラマブルなソフトスタート機能とソフトストップ機能を用意した。これらの機能を使うことで、クリック/ポップ音や、DC(直流)結合時に発生する雑音を排除できる。電源電圧範囲は+1.7〜5.5V。パッケージは、実装面積が3mm×3mmの24端子TQFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。価格は明らかにしていない。