デルは2019年6月18日、東京・新橋で法人向け製品の発表会を開き、ノートパソコンやディスプレーの最新モデルを披露した(写真1)。

写真1●デルが法人向けパソコンやディスプレーの新製品を発表
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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Windows 10への移行需要などで71%成長

 発表会にはデルの山田千代子常務執行役員クライアント・ソリューションズ統括本部長が登壇した(写真2)。IDC Japanの調査によると国内法人向けパソコンの出荷台数が2019年第1四半期に前年同期比で71%増え、ブランド別出荷台数で2位になったとして、「デルの法人向けパソコンビジネスは非常に好調だ」と語った(写真3)。

写真2●デルの山田千代子常務執行役員クライアント・ソリューションズ統括本部長
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写真3●国内法人向けパソコンのブランド別で2位に
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 好調の背景として3つの要因を挙げた。第1にDell Technologiesグループ内の相乗効果が出てきたこと、第2に教育市場向けにChromebookを含むソリューション案件が取れていること、第3に「ひとり情シス」として訴求してきた中堅・中小企業向け市場でさらに強くなってきたこと――とした。

 ほかにもVR(仮想現実)やAR(拡張現実)の需要の高まりを背景に、ワークステーションの出荷台数も伸び、世界では1位、国内では2位とした。ディスプレー製品は世界1位、国内法人向け市場では2位(いずれも2019年第1四半期、米IDC調べ)との数字を挙げ、「他社は製品を絞る傾向にあるのに対し、当社はリッチになっている。様々な働き方改革に合わせて提案していく」(山田常務執行役員)とした。

 一方、今後の需要予測として、「(今は)Windows 10への移行、消費税増税、東京オリンピック・パラリンピックなどで好調であると考えると、勢いは落ち着いていくのではないか」(山田常務執行役員)との見通しを示した。

Latitudeシリーズの新製品を投入

 法人向けノートパソコンの「Latitude」シリーズについては、飯塚祐一クライアント・ソリューションズ統括本部クライアント製品マーケティング本部フィールド・マーケティング・マネージャーが登壇して説明した(写真4)。「(ビジネスパーソンに)ミレニアル世代やZ世代も増えており、持っているとワクワクする製品にしたい」と語った。

写真4●デルの飯塚祐一クライアント・ソリューションズ統括本部クライアント製品マーケティング本部フィールド・マーケティング・マネージャー
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 Latitudeシリーズの特徴として耐久性や壊れにくさを挙げ、スチールの板に56センチの高さから落下させるなど、17個のテスト項目をパスしているとアピールした。

 新製品としては、2019年の5月から6月にかけて国内で発表した最新モデルを紹介した。モバイル向けの「Latitude 7300/7400」、主流機の「Latitude 5300/5400/5500」、性能を高めた「Latitude 5401/5501」、2-in-1機の「Latitude 5300 2-in-1/7200 2-in-1」、vPro対応の「Latitude 7400 2-in-1 vPro」などの実機を会場に展示した(写真5)。

写真5●「Latitude 7400」(ディスプレーは49型のU4919DW)
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 新製品に共通する特徴として「画面周囲の狭額縁設計」や「電源ボタンへの指紋認証の搭載」「有線LAN用のRJ45やVGAなどレガシーポートの廃止」を挙げた。