総務省は2019年6月18日、情報通信審議会に対して「放送システムに関する技術的条件」について諮問したと発表した。具体的には、総務省が2019年度から4年かけて実施している「放送用周波数を有効活用する技術方策に関する調査検討(技術試験事務)」と連携して、地上デジタル放送方式の高度化などに関する技術的条件を検討する。

 情報通信技術分科会の放送システム委員会の下に「地上デジタル放送方式高度化作業班」を設置して検討を進める。具体的な検討項目として、「映像圧縮方式の高度化に関する技術的条件」や「地上デジタル放送方式に関する技術的条件」を予定する。

 特に、映像圧縮方式の高度化に関する技術的条件については、今年度中の一部答申が行われる見込み。この段階では、既に衛星放送で採用が始まっているH.265について、地上波による放送でも事業者が望めば選択できるように技術的条件などの制度的な整備を進めることになりそうだ。