ホンダは2019年6月13日、小型電気自動車(EV)「ホンダ イー(Honda e)」のプラットフォームと電池の詳細を発表した。Honda eはゼロから設計したEVで、専用のEVプラットフォームを採用した。Liイオン2次電池の容量は35.5kWhで、航続距離は約200kmとなる。

(写真:ホンダ)
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 都市部での日常使用を目的として開発し、小回りの利くキビキビとした走りを目指した。電池を前後車軸の間の低い位置に配置して低重心化し、前後重量配分を50:50とした。これにより操舵性を最適化し、安定性を高めた。後輪駆動で、加速時でも操舵精度が高いという。4輪の独立サスペンションは鍛造アルミニウムを使い、軽量化しつつ性能と効率を高めた。

 Liイオン2次電池は、欧州で普及している「Type 2」のAC電源または「CCS2」のDC急速充電器を使って充電する。急速充電では30分で80%まで充電でき、日常の通勤や買い物に十分な航続距離になる。充電口はフロントの前端中央に配置し、クルマの正面や両サイドからでもアクセスを容易にした。充電状況は車内のタッチスクリーンに表示される。電池パックは水冷式で、サイズと重さを最小限に抑えた。

 Honda eはプロトタイプが2019年3月のジュネーブモーターショーで発表された(関連記事)。2019年後半に量産モデルを発表する予定。同社は2025年までに欧州で販売するモデルをすべて電動化する計画で、Honda eはその計画の重要なモデルになるという。