ソニーは、機械学習を用いた予測分析ソフトを開発した(図1、ニュースリリース)。ユーザーインターフェースを工夫し、機械学習やプログラミングの専門知識がなくても操作できるようにしたのが特徴。生産管理やマーケティング、営業、顧客サポート、人事、査定業務などで使える。

図1:予測分析結果の例
(出所:ソニー)
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 最適なモデルの選択やデータの前処理に関する技術を開発し、予測精度を高めた (図2)。高い専門性や経験がなくても数クリックの簡単な操作で高精度な予測分析ができる(図3)。予測と併せてその根拠も提示するので、分析結果への理解を深められ、説明もしやすくなるという。

図2:学習データモデリング時のユーザーインターフェース
(出所:ソニー)
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図3:数クリックで予測分析を実行できる
(出所:ソニー)
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 軽量なアルゴリズムを採用したため、ノートパソコンなどの一般的な環境で動作する。データをネットワーク上にアップロードしないので、セキュリティー性も高いとする。

 既にソニーグループ各社で同ソフトを採用している。例えばソニーネットワークコミュニケーションズ(本社東京)は、顧客データの予測分析に使用し、ダイレクトマーケティングのROI(Return On Investment)向上を図っている。ソニー損害保険(同)はコールセンターへの入電数の予測精度を高めて、オペレーターの配置の最適化につなげている。SREホールディングス(旧ソニー不動産、同)は、過去のコンサルティング実績データを予測分析し、顧客それぞれに合ったサービスを適切なタイミングで提案できるようになったという。

 ソニーネットワークコミュニケーションズが「Prediction One」(プレディクション ワン)としてサービス化し、法人向けにソフトの提供を開始した。当面は無料で提供する。