普通食を簡単に軟らかくする調理器、パナソニック発ベンチャーのギフモ

2019/06/14 16:15
近藤 寿成=スプール

 普通食をスムーズに食べるのが困難な摂食嚥下(えんげ)障害に関する課題の解決を目指すベンチャー企業のギフモが2019年4月に設立され、このほど事業を開始した。パナソニック アプライアンス社の新規事業創出活動「Game Changer Catapult」の活動テーマを事業化した第1号案件となる。

2019年4月にギフモを設立した(出所:ギフモ)
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 ギフモは、普通食を簡単に軟らかい嚥下調整食に加工する調理器の開発や、関連サービスの提供事業を行う。2019年内に嚥下調整食調理器の先行予約の受け付けを開始し、2020年3月メドでの発売を予定する。

 近年、急速に進行する高齢化現象を受けて、普通食を水分とともにミキサーなどで流動化した食事や、市販の嚥下調整食に頼らざるを得ない人が増加し続けている。パナソニック アプライアンス社の社員が、このような摂食嚥下障害に関する食の課題に着目し、Game Changer Catapultのビジネステーマとして2016年から事業化の検討を開始した。

 2017年には米国で最大級の最先端テクノロジーの祭典「サウス・バイ・サウスウェスト 2017」に出展し、高評価を得るとともに医療や介護現場からも関心が寄せられた。これを受けて事業化を加速すべく、スタートアップを支援するBeeEdgeの新規事業創出スキームにより、2019年4月にギフモを設立した。

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