コニカミノルタは、外観計測事業の自動車への適用拡大を目的として、スペインのエイネスシステムズ(Eines Systems)を買収した(ニュースリリース)。既に高いシェアを持つIT領域に加えて自動車領域でも市場をけん引して、同事業の成長を目指す。

 Eines Systemsは、自動車の生産工程における品質検査を自動化するシステムの開発・生産・販売を手がける。自動車の塗装外観検査システムが欧州のメーカーに採用されており、他の地域への展開も予定しているという。設立は1992年で、2019年5月31日時点の従業員数は66人。

 コニカミノルタは、光源色や物体色の計測技術を基に開発した生産現場向けの計測機器・ソリューションを展開している。特に液晶ディスプレーや有機ELディスプレーなどのIT領域に強く、ディスプレーの画質検査ソリューション市場では、世界シェアが50%を超える。同社が計測機器事業のさらなる成長のためにターゲットとするのが、内装・外装の色計測などの品質管理で顧客基盤を持つ自動車領域だ。

 自動車の外観検査には目視検査に依存する工程も多く、品質の向上と安定化、省人化が課題とされる。Eines Systemsの技術により、検査の自動化ニーズに対応できる。コニカミノルタが持つ光・色計測での顧客基盤を生かしながらEines Systemsの技術を活用し、自動車領域での外観計測事業をはじめとする検査自動化事業の立ち上げを加速する。