スマホから音声入力で電子カルテに直接記録、HITO病院

医療の質向上と働き方改革を推進

2019/06/04 06:00
近藤 寿成=スプール

 HITO病院(愛媛県四国中央市)は、米アップルのスマートフォン「iPhone」から音声入力でカルテの記録などができる電子カルテシステムの稼働を開始したと発表した。ソフトウェア・サービスの電子カルテと、アドバンスト・メディアのAI音声入力機能を組み合わせて実現した。

機能のイメージ(出所:HITO病院)
クリックすると拡大した画像が開きます

 院内PHS(簡易型携帯電話)のサービス終了が近づき、代替サービスとして通信キャリアのFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスの導入が進んでいる。病棟内の業務では機動性が重視されることから、HITO病院は単なる音声端末の置き換えにとどまらず、iPhoneから医療用のAI音声入力で記録できる電子カルテシステムを採用した。

 特に時間のかかる電子カルテへの記載など、病棟での記録業務時間の短縮を図り、医療スタッフが本来行うべき医療の質の向上を目指す。働き方改革の推進にもつながる。

 HITO病院では2018年ごろからスマホによる音声入力システムを導入していたが、当時は音声入力でテキストに変換された文章を事務員が電子カルテにコピーする必要があった(関連記事:スマホに話してカルテ入力、動き出す病院の働き方改革)。今回はさらに改良して、スマホから電子カルテに直接記録できるようにした。

 機能としては、患者情報やカルテの閲覧、音声によるカルテ所見の入力とともに、安全確認としてオーダー情報確認、iPhoneのカメラ機能を利用したQRコードによる認証を備える。また、実施入力や検温結果参照・入力、生化学検査結果閲覧、カルテへの写真貼付が可能なほか、2019年7月上旬には放射線画像の閲覧にも対応を予定する。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング