AIを活用して「データ駆動型創薬」を加速、エクサウィザーズと第一三共

2019/05/30 06:00
近藤 寿成=スプール

 エクサウィザーズは、第一三共との共同開発プロジェクトを2019年5月に始動する。創薬研究におけるAIの利活用を通じた「データ駆動型創薬」の実現と加速を目指す。

 プロジェクトでは、エクサウィザーズの創薬知識を有するエンジニアが、第一三共の創薬研究者と協業体制を組み、第一三共の社内外データを活用しながら(1)「深層学習を含むAI技術の現場実装」や(2)「創薬研究者による解析結果の評価・フィードバックに基づく領域知識と融合したデータ利活用の推進」などの活動を進めていく。

AIを利活用したデータ駆動型創薬への取り組み概念図(出所:エクサウィザーズ)
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 (1)「深層学習を含むAI技術の現場実装」では、エクサウィザーズが持つ深層学習手法を含む創薬領域に関するAI技術や、領域知識を生かした独自モデル開発などにおけるノウハウを活用する(関連記事)。これにより、各手法の精度検証にとどまらず、適用範囲やターゲットクラスごとの特性などを含む多角的な視点から、第一三共におけるデータやAI利活用に関する独自ノウハウの構築をサポートする。

 (2)「創薬研究者による解析結果の評価・フィードバックに基づく領域知識と融合したデータ利活用の推進」では、エクサウィザーズはAIによる解析結果に対して、第一三共の創薬研究者の協力を得て評価を実施する。実運用を見据えた解析アプローチへのフィードバックを取り入れ、新たな業務プロセスの構築に取り組むことで、解析精度の向上を追求する。同時に、各データセット特性等の条件を踏まえた最適なオペレーション体制の構築をサポートする。

エクサウィザーズのMed Tech開発チーム(出所:エクサウィザーズ)
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 これらの取り組みにおいては、技術アドバイザリとして京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻ビッグデータ医科学分野奥野研究室、国立研究開発法人理化学研究所医薬プロセス最適化プラットフォーム推進グループと連携する。今回活用する技術には過去に京都大学及び理化学研究所とエクサウィザーズが共同開発した技術も含まれるが、ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)の成果物は利用しない。

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