シマンテックとアズジェントは2019年5月21日、地方自治体と教育委員会が取り組む情報セキュリティーの現状に関する説明会を開いた。アズジェントの南部勉プロダクト営業本部アカウント営業部シニアセールスエキスパートは「セキュリティー強化の取り組みが進んでいるが、操作が煩雑になって日々の業務に手間がかかりすぎるようになった」と指摘した。

アズジェントの南部勉プロダクト営業本部アカウント営業部シニアセールスエキスパート
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 自治体のセキュリティーに関しては、マイナンバー関連システムの稼働に合わせて総務省が自治体に補助金を出して、従来より高い基準の対策を促した経緯がある。例えば、手元のパソコンのWebブラウザーからWebサイトやクラウドサービスにあるファイルを容易にダウンロードできなくした。ネット上のファイルをダウンロードしたい場合、ファイルがマルウエアに感染していても手元のパソコンに感染が及ばないようにする機能を備えた「無害化ツール」などで一旦処理をしてからダウンロードしなければいけない。

アズジェントとシマンテックが提案する地方自治体・教育委員会向けセキュリティーツールの概要
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 この課題を解決するため、両社はそれぞれの製品を組み合わせる提案を強化している。アズジェントはイスラエルのボティーロ(Votiro)製の無害化ツール「Votiro Disarmer」を、シマンテックはWebサイトを仮想ブラウザーで閲覧するアクセス分離ツール「Symantec Web Isolation」を提案している。この組み合わせを使うと、普段通りWebブラウザーを使いながら、無害化処理が施された安全なファイルをダウンロードできるという。手軽さが評価され、自治体に加えて教育委員会での採用も広がっているという。