富士通は2019年5月16日、翌17日に一般開催する自社イベント「富士通フォーラム2019」に先駆けて「Human Centric Innovation : Driving a Trusted Future」と題する基調講演を開いた。同社の田中達也現社長と、次期社長に内定した時田隆仁執行役員副社長などが登壇した。次期社長として公の場で話すのはこれが初めてとなる。

田中達也社長
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 「令和という新しい時代を迎え、富士通も6月に新体制となる」。田中社長はこう前置きした後、「新しい富士通は『トラスト』を追求していく」と強調した。トラストには「技術そのものに対する信頼」や「信頼を追求するための技術」が含まれるという。デジタル技術の活用で人々の生活は便利になった一方、フェイクニュースやサイバー攻撃といった新たな問題も生まれており、そこで最も重要となるのがトラストだと述べた。

時田隆仁執行役員副社長
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 続いて登壇した時田副社長は、「田中現社長が取り組んできた施策は引き継いだうえで、不足部分には思い切った策を講じていく」と意気込んだ。時田副社長は金融システム事業本部長などを経て、直近は世界で顧客サポートやオフショア開発を担うグローバルデリバリーグループのグループ長を務めた。「価値あるサービスはすぐに国境を超える。トラストを軸に世界中で培ってきたグローバルな『肌感覚』を富士通の経営に生かしていく」と力を込めた。

 富士通フォーラム2019の一般公開は2019年5月17日。東京国際フォーラム(東京・千代田)で午前9時から午後6時まで開催する。