ヤマハ発動機は、IPコアプロバイダーのディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)に出資する。自動運転技術などの開発に向けて、DMPが持つGPUコア資産や人工知能(AI)に関する知見を活用する。

 DMPは2019年5月10日の取締役会において、ヤマハ発動機との業務資本提携の締結および同社に対する第三者割当増資を決議した。新たに発行する株式数は普通株32万株、価格は1株当たり4641円、調達額は14億8512万円となる。払込期日は同月27日を予定している。この第三者割当増資に伴い、ヤマハ発動機はDMPの筆頭株主となる(持ち株比率は10.22%)。また、ヤマハ発動機は役員または従業員1人をDMPの取締役候補者として提案できるようになるという。

 両社の業務提携の内容として、(1)AI技術応用によるアルゴリズム開発から製品搭載に至る最終製品化プロセスにおける協業、(2)低速度領域における自動・自律運転システムの開発、(3)ロボティクス技術を活用した農業領域等における省力化・自動化システムの開発、(4)モビリティー製品全般に向けての先進安全運転支援システムの開発、の4項目を挙げている。

 DMPは、今回の調達額についてAIを活用した製品やサービスの開発に充てる。具体的には、2024年3月までに17億5000万円を投資する計画である。

 ヤマハ発動機とDMPは2019年5月10日夕刻に共同で記者会見を開催し、今回の資本業務提携について説明する。