電通、電通デジタルおよびCARTA HOLDINGSの電通グループ3社は2019年5月8日、インターネット広告の新たな取り組みとして、音声コンテンツを提供する媒体のみを対象にした音声広告配信サービス「Premium Audio広告」の提供を開始すると発表した。同サービスにおける最初の広告配信先は、radikoとSpotifyである。

 電通グループ3社は、この音声広告配信サービスについて、二つの特徴を挙げる。一つは、適切な権利処理がされた音声コンテンツを保有する媒体のみに限定して音声広告配信をすること。広告主のブランドを毀損しない「ブランドセーフティ」な環境で広告を展開できるとする。

 もう一つは、各サービスにログインしたユーザーに向けて広告を配信すること。機械的に不正な形でインプレッションやクリックが消化されてしまう「アドフラウド(広告詐欺)」のリスクを限りなく減らせる。

 同サービスの配信には、CARTA HOLDINGSのグループ会社であるVOYAGE GROUPが音声広告に対応できるように拡張開発した広告配信プラットフォームを活用する。運用にあたっては、電通グループの「People Driven DMP」を利用する。

 同日、VOYAGE GROUPは、同社のブランド広告向けアドプラットフォーム「PORTO」においてオーディオ広告の配信機能を拡充し、現在オフラインで出稿されているラジオ広告と同じフォーマットでプログラマティック広告を配信することを可能にしたと発表した。まずは「radiko」への配信を開始し、「Spotify」への配信を始める。

 関連して、VOYAGE GROUPのグループ会社であるfluctは同日、同社が運営するSSP(媒体側の広告プラットフォーム)である「fluct」において、「radiko」にオーディオ広告の配信を開始したと発表した。