旭化成エレクトロニクスは、角度検出誤差が±0.1度(標準値)と小さい14ビット分解能の磁気式回転角度センサーIC「AK7454」を発売した(ニュースリリース)。ホール効果素子と信号処理回路を1枚のSiチップに集積した。ICと磁石の位置関係は、軸端配置(Shaft End)と軸貫通配置(Off Axis)の両方に対応する。角度誤差補正機能を搭載することで、±0.1度と小さな角度検出誤差を実現した。このため、モーターユニット組み立て時の実装ずれや、磁石の特性ばらつきなどに起因する角度誤差を補正できるという。モーター制御用途に向ける。具体的な応用先には、ロボットや工作機械、ステッピングモーターの駆動、ブラシレス直流(DC)モーターの駆動などを挙げている。

角度検出誤差が±0.1度と小さい磁気式回転角度センサーIC
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 磁界の検出範囲は、軸端配置のときに30m〜70mT、軸貫通配置のときに10m〜70mT。回転追従性は2万5000rpm。角度検出の積分非直線性誤差(INL)は±0.1度(標準値)。角度検出出力の温度ドリフトは±0.5度。角度検出出力雑音は±0.022度。出力信号の遅延時間は1.2μsである。出力インターフェースは、ABZ相パルスとUVW相パルス、SPIバスに対応する。ABZ相パルス出力時の分解能は1〜4096に、UVWの極数は1〜32に対応できる。SPIバスの周波数は8MHzである。角度誤差補正機能は、内蔵したEEPROMに1〜4次の補正パラメーターを書き込むことで、モーターの回転1周に対して16点の補正が実行できる。

 電源電圧は+3.0〜5.5V。消費電流は22mA。パッケージは、外形寸法が4.0mm×4.0mm×0.85mmの24端子QFN。すでにサンプル出荷を始めている。2019年10月に一般ユーザーに向けた販売を始める予定だ。価格は明らかにしていない。