トヨタ自動車は、愛知県豊田市の本社地区から約30分の立地に新しいテストコースを開設した。豊田市と愛知県岡崎市にまたがる山間部に建設を進めてきた研究開発施設「Toyota Technical Center Shimoyama」の一部となるもので、山間部の地形を生かした高低差が約75mの多数のカーブが入り組んだ厳しい環境のテストコースという(図1、2)。厳しい走行環境の中でクルマを徹底的に鍛え上げ、さらなる「もっといいクルマづくり」に挑戦する。

図1 研究開発施設「Toyota Technical Center Shimoyama」の完成イメージ
[画像のクリックで拡大表示]
図1 研究開発施設「Toyota Technical Center Shimoyama」の完成イメージ
[画像のクリックで拡大表示]
図1 研究開発施設「Toyota Technical Center Shimoyama」の完成イメージ
左がCGによる完成イメージ図、右が施設の大まかな配置図。一部運用を開始するカントリー路は中央の「中工区」に位置する。(出所:トヨタ自動車)
図2 新テストコースであるカントリー路のカーブの例
図2 新テストコースであるカントリー路のカーブの例
山間部の地形を生かしてカーブや高低差が造られている。(出所:トヨタ自動車)
[画像のクリックで拡大表示]

 新しいテストコースは、Toyota Technical Center Shimoyamaの中央に位置する全長約5.3kmのカントリー路。世界屈指の過酷なコースとされるドイツ・ニュルブルクリンクで長年走り込んできた経験を基に設計したという。今回の運用開始時には、評価ドライバーを中心に約50人が勤務する(図3)。

図3 車両整備棟と車両整備場
[画像のクリックで拡大表示]
図3 車両整備棟と車両整備場
[画像のクリックで拡大表示]
図3 車両整備棟と車両整備場
左が車両整備棟、右が車両整備場。(出所:トヨタ自動車)

 Toyota Technical Center Shimoyamaは、今回のカントリー路に加えて、高速評価路、世界各地の特殊な路面を再現した特性路、および車両開発施設を設置する。総面積は650.8ha。本格稼働は2023年度を予定する。投資額は約3000億円。本格稼働時の従業員数は約3300人を予定する。