ネッツトヨタ瀬戸内(松山市)は2019年4月17日、試乗車などの空き時間を活用して従業員が乗り合い(ライドシェア)通勤する仕組みの運用を同日から始めたと発表した。まず松山市にある「ネッツトヨタ瀬戸内中央店」の従業員を対象とする。2019年9月までに全7店舗の従業員約250人を対象に、試乗車など200台の車両を通勤に活用できるようにする。

ネッツトヨタ瀬戸内が従業員向けに始めた乗り合い通勤制度の概要
(出所:富士通)

 従業員の通勤時の運転負担を軽減しつつ、将来的には通勤費補助の削減につなげる狙いがある。富士通のクラウドサービス「FUJITSU Mobility Solution SPATIOWLオンデマンド交通サービス」を活用。運転したり同乗したりする従業員は事前にWebサイトで自宅の住所や出発・乗り合い希望時刻、通勤先などを入力する。

 一連の情報をクラウドに集約し、遊休車両と自動的にマッチングする。結果を運転者や同乗者のスマートフォンに自動通知し、乗り合い通勤できるようにする。販売会社であるネッツトヨタ瀬戸内が保有する顧客向けの試乗車を有効活用しつつ、従業員の負担軽減や地域の渋滞緩和などを目指す。社内で運用しながらノウハウを蓄積し、カーシェアやライドシェアなど新規事業への参入機会を探る。