米Qualcomm(クアルコム)とスイスの通信事業者Swisscom(スイスコム)は2019年4月10日、欧州初とする5G商用ネットワークサービス開始を発表した(QualcommのニュースリリースSwisscomのニュースリリース)。

プレス発表の様子
出所:Swisscom
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 このサービスに向けては、中国OPPOと韓国LG Electronicsが5G対応スマートフォンを、台湾AskeyとWNCが5G対応ブロードバンド接続ルーター提供をそれぞれ発表しており、これら端末にはQualcommの5Gソリューションチップセットが搭載されている。具体的には、「Snapdragon 855」、「Snapdragon X50 5Gモデム」、RFトランシーバー統合アンテナモジュール、RFフロントエンド、アンテナエレメントなどである。

 最初のサービス対象はOPPOのスマートフォン「Oppo Reno 5G」となる。スイスコムのショップで2019年5月から販売開始。既に5G移行可能な4G接続プランに加入していれば、月額10スイスフランの追加で、5G接続可能なPremium Speedプランに加入できる。

OPPOの5Gスマホ「Oppo Reno 5G」
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 LG Electronicsのスマートフォン「V50 ThinQ」についても、2019年5月から対応予定。このほか韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の「Galaxy S10 5G」は同年7月から、中国Huawei Technologiesの「Mate X」についても、同年第3四半期から対応予定としている。

 Swisscomの5Gネットワークは、スウェーデンEricssonの技術協力のもと構築されており、3.5GHz帯を使用する。スイス連邦通信庁(Federal Office of Communications、OFCOM)のライセンス許可が下り次第、稼働開始する。通信速度は最大2Gビット/秒を予定しており、現在までの試験では、1.86Gビット/秒を確認済となっている。

通信速度は1.86Gビット/秒を確認
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 Swisscomではこのサービスを、2019年末までに、都市部をはじめ、田園地帯や山間部を含むスイス全土に展開するとしている。