LINEとスターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は2019年4月8日、デジタル領域における協業を発表した。LINEの対話アプリ内で利用できるスタバの仮想会員カード「LINEスターバックスカード」を同日から発行するほか、キャッシュレス決済「LINE Pay」をスタバ全店舗に順次導入する。両社は2018年12月に業務提携を締結済みで、今回の協業が具体的な成果の第一弾である。

LINEの出澤剛社長(左)と、スターバックスコーヒージャパンの水口貴文CEO(最高経営責任者)
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 ユーザーは「LINEウォレット」内のマイカードを経由し、LINEスターバックスカードを発行できる。スマホ画面内のLINEスターバックスカードをを店員に見せ、店員がカードに掲載されているバーコードを読み取ると決済できる。ユーザーはLINE Payや店舗でのチャージで、カードに入金できる。

「LINE スターバックス カード」による決済
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 スターバックスは米国で2001年、日本で2002年にそれぞれプリペードカード「スターバックス カード」による決済を開始済み。今回LINE内で仮想カードとして利用できるようにした。同社は購買データを人工知能(AI)で解析し、LINEの公式アカウントを通してメッセージをユーザーに送信するといったサービスも検討する。

 加えてスターバックスは全店舗でのLINE Pay導入も進める。既に一部店舗に導入済みで、2020年夏ごろまでに全店舗に拡大する計画だ。スターバックスコーヒージャパンの水口貴文CEO(最高経営責任者)によると、店舗での決済は「3~4割がキャッシュレスである」。米国や中国などの店舗はさらにキャッシュレス決済の比率が高いため、日本でも仮想カード発行やLINE Payの全店舗導入などを通してキャッシュレス決済の比率を高める考えだ。