東京急行電鉄と東日本旅客鉄道(JR東日本)、ジェイアール東日本企画の3社は2019年4月5日、静岡県下田市で4月1日から共同で始めた観光地向けMaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)の実証実験を、報道陣向けに公開した。スマートフォンのアプリで交通機関や観光施設をチケットレスで利用できるほか、AI(人工知能)を使ってバスの配車を最適化して運行している。

 実証実験ではスマホアプリの「Izuko(イズコ)」を配信する。利用者は同アプリでデジタルフリーパスを購入し、画面を見せるだけで、伊豆急全線の鉄道および伊東駅と伊豆急下田駅周辺の路線バスを乗り放題で使える。実証実験には「小室山観光リフト」「下田海中水族館」など下田市の6つの観光施設も参加。1つのスマホアプリで交通機関から主要観光施設まで利用できるようになった。

 パスの購入者が無料で乗れる「AIオンデマンド乗り合いバス」の運行も始めた。AIで乗客の相乗り具合や運行ルートを最適化して配車するもので、同じ方面への配車要求を集約し、AIがリアルタイムで最適なルートを算出し、運転手に指示する。実証実験は6月までの予定。課題などをまとめたうえで2019年9月から第2フェーズを始める予定である。

AIオンデマンド乗り合いバス
(出所:東京急行電鉄)
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