住友ゴム工業は、ブラジル工場にトラック・バス用タイヤの生産ラインを新設し、2019年3月1日に生産を開始した(図、ニュースリリース)。2020年末には、生産能力を1000本/日とする計画。現地生産によってブラジル市場への安定供給を図るとともに、為替変動リスクを回避する。

図:ブラジル工場
(出所:住友ゴム工業)
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 新しい生産ラインの建屋面積は約1万3400m2で、総投資額は4億6500万レアル(約135億円、1レアル=29円換算)。同社はこれまで、ブラジルではトラック・バス用タイヤを輸入して販売していたが、ブラジルの同市場は年2~3%程度の成長が見込めることから、現地生産に切り替える。

 同工場では従来、乗用車・ライトトラック用タイヤを製造しており、2018年12月末時点の生産能力は1万6800本/日。新ラインの稼働により、これらと合わせてブラジルでのタイヤ販売事業を強化するとともに、グローバル展開を推進する。

 同社は、2016年7月に今回の新ラインの建設計画を発表していた(関連記事)。この時点での投資予定額は3億1200万レアル(2016年7月時点で約100億円、1レアル=32円換算)、生産能力は500本/日としていたが、2018年9月には1億5300万レアル(約41億円、1レアル=27円換算)の追加投資を発表し、生産能力を1000本/日に高めることを明らかにしていた(2018年9月20日付ニュースリリース)。