資生堂は2019年4月1日、中国EC(電子商取引)最大手のアリババ集団(Alibaba Group)と2019年3月31日に戦略業務提携を締結したと発表した。その一環として、中国浙江省杭州市にあるアリババ集団本社の近隣に、提携業務に特化した「資生堂×アリババ戦略連携オフィス」を新設した。現在は12人で運営するが、2020年までに20人に拡大する。

 両社は戦略的な業務提携によって、資生堂の研究開発力と、アリババ集団が保有するビッグデータならびに消費者インサイトを組み合わせる。これにより製品開発やブランドマーケティング、eコマースなどの領域を強化する考えだ。中国市場向けの新製品を開発したり中国消費者のニーズに適したサービスを提供したりして、若年層などの新たな顧客層の獲得を目指す。

 第1弾の製品としてヘア・ボディケアブランドの「アクエア(AQUAIR)」から、シャンプーとトリートメントを共同開発する。2019年9月からアリババ集団のECサイト「天猫(Tmall)」で独占販売する。新製品はアリババ集団の「天猫新商品開発センター(TMIC)」と連携し、7億人近くの消費者のビッグデータを活用して開発を進めるという。今後、アクエア以外のブランドの製品の共同開発も進めていく計画だ。

ヘア・ボディケアブランド「アクエア(AQUAIR)」
(出所:資生堂)
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