触覚を伝送できるモジュール、遠隔触診や手術支援ロボットに

MEDTEC Japan 2019

2019/03/26 18:30
河合 基伸=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 日本メクトロンは、触覚を伝送できるモジュール「3原触モジュール」を「MEDTEC Japan 2019」(2019年3月18~20日、東京ビッグサイト)に展示した。モジュールを手袋に搭載し、物の感触などを伝送するデモを見せた。医療分野では、遠隔での触診や手術支援ロボットなどへの応用を狙う。

物の感触などを伝送するデモを見せた
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 振動と温度、電気刺激の3つを伝えられる小型の3原触モジュールを手袋の指先に搭載した。圧力センサーや温度センサーを搭載した入力用の手袋で触った物の触覚を、3原触モジュールに伝えて再現する。温度はヒーターとペルチェ素子を組み合わせて、温冷の双方を提示できるようにした。

 3原触モジュールは科学技術振興機構ACCEL「触原色に立脚した身体性メディア技術の基盤構築と応用展開」プロジェクトで開発されたものである。モジュールとコントロール基板を接続する部分などに、伸縮性を有する日本メクトロンのフレキシブルプリント基板が使われている。

非接触コネクター技術
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 このほかに日本メクトロンのブースでは、慶応義塾大学が非接触コネクター技術「伝送線路結合器」を参考出展した。向かい合った基板間で、電磁界結合により非接触で通信できる。日本メクトロンのフレキシブルプリント基板の技術を利用しており、曲面にも設置できる。

 通常のコネクターに比べて、接続部分の防水性が高まったり、回転動作が可能になったりする。内視鏡などの医療機器の接続部分に用いれば、消毒作業が容易になるといった効果が期待できるとする。

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