移動通信関連の業界団体GSMA(GSM Association)は2019年3月20日、中国の移動通信エコシステムが中国経済にもたらした利益などに関する報告書「The Mobile Economy China 2019」を発表した(GSMAのニュースリリース)。同報告書によれば、2018年の利益は同国GDPの5.5%に当たる5.2兆元(7500億米ドル)に上る。

出所:GSMA Intelligence
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 主な調査結果は下記の通り。

 ・中国は今や世界最大の移動通信市場となっている。2018年末の移動通信サービス契約者数(複数のSIMカードを保有可能)は約12億人で、同国人口の82%を占める。

中国の移動通信サービス契約者数の推移
出所:GSMA Intelligence
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 ・2018年の中国における移動通信サービスへのSIMカードを使った接続数は15億件(セルラーIoT機器を除く)となり、その69%をスマートフォンが占めている。2025年までには接続数17億件の88%がスマートフォンからの接続になる。一方、セルラーIoT機器の接続件数は2018年末に6億7200万件と、様々な産業やスマートシティーの現場で使われている。

 ・現在の中国では、接続数の77%を4Gネットワークが占めている。4G接続数は今後数年でピークを迎え、その後、次世代サービスへの移行に伴い減少する。

中国で主流となる移動通信方式の推移
出所:GSMA Intelligence
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