ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2019年3月21日、スウェーデンのノースボルトら(Northvolt)と電池に関して共同研究する「欧州電池連合(EBU:European Battery Union)」を設立すると発表した。2020年初めごろに共同研究活動を始める予定。

 EBUは、電池の原料生産からセルの開発と生産、リサイクルまで幅広い電池技術を対象とするが、主にセル生産について広範なノウハウの獲得を目指すとしている。またEU内で、環境に優しく持続可能性と競争力のある電池生産を目指し、量産技術とエンジニアリングの開発に焦点を当てるという。

 EBUには、7つのEU加盟国から研究パートナーが参加するという。研究結果は国境に関係なくすべてのパートナーが共有する。各パートナーは研究結果に応じて投資を拡大することが見込まれている。また、この投資にはドイツ連邦経済エネルギー省からの補助金も当てられる。

 ノースボルトはドイツBMWとベルギー・ユミコア(Umicore)の3社でも電池セルについての技術コンソーシアム(関連記事)を結成しているほか、スウェーデンのスカニアとも大型商用車向け電池の開発で協力している。また、欧州で電池生産を推進するプロジェクトをEUが支援しており、スウェーデンにセル生産工場、ポーランドに電池モジュール生産工場を建設している。セル生産工場は2020年後半から、電池モジュール生産工場は2019年中に生産を開始する予定。