ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2019年3月19日、中国統括会社のVolkswagen Group Chinaと中国での合弁会社である一汽フォルクスワーゲン(一汽大衆汽車)が、デジタルサービスとコネクティビティーの分野で協力する新たな合弁会社「Mobile Online Services Intelligent(MOSI、摩斯智联科技)」を設立すると発表した。両社は新合弁会社に10億人民元(約166億円、1人民元=16.6円換算)を投資し、「MOSI(摩斯智联)」ブランドとして運営する。新合弁会社は2019年以降に一汽大衆汽車が発売するVWモデルにデジタルサービスを提供するとともに、さまざまなサプライヤーを組織してエコシステムの開発を進める。

(写真:一汽フォルクスワーゲン)
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 中国語で摩斯はモールス信号、智联はインテリジェント・コネクティビティーを表すとのこと。モールス信号は、中国で一般的にデジタル化や科学技術に関係するものという感覚を与えるという。英語のMOSIは半導体を表すMOSとインテリジェントの I の組み合わせで、どちらも同じような印象を与える名前だとしている。

 MOSIは成都に本社を置き、ユーザー本位のコネクテッド・サービスの開発を目指す。また各種のデータ分析をもとに、ユーザー体験を向上する付加価値サービスを開発する。顧客の様々な要求に応えるには第三者のサービスプロバイダーの協力が必要となるが、そのために高度なネットワーク接続技術の実現を目指し、これがもう一つの開発分野になるとしている。VWは、MOSIが各種データベースを利用した新しいビジネスモデルの開発拠点に進化することを期待しているという。