ディー・エヌ・エー(DeNA)と日産自動車は2019年3月18日から20日にかけて、横浜市で実施した自動運転車「Easy Ride(イージーライド)」実証実験の内容を報道陣に公開した。当地では2月19日から3月16日まで日曜日・月曜日を除く20日間、地元住民40組のモニターを対象に自動運転車の走行実験を実施していた。

横浜市の日産自動車本社玄関前に停車した「e-NV200」自動運転車
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 デモ車両は日産の電気自動車「e-NV200」をベースとした改造車。横浜駅近くの日産本社から中華街まで25分ほどで走行した。完全無人オペレーションを想定し、乗降地にスタッフは置かない。利用者が自分のスマートフォンで配車予約をし、カメラを車体のQRコードにかざして解錠して乗り込む。シートベルトを締めた後、車内の「GO」ボタンを押すとクルマが走り出す。

スマートフォンで行き先を指定して配車予約する
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 デモ車両の運転席と後部座席にスタッフが同乗するが、運転席のスタッフは緊急時を除いてハンドルを握らない。信号や交通状況に応じて自動運転で走行し、最高時速は50キロメートル程度。到着地では駐車車両や歩行者などがいないことを自動認識し、路肩に自動的に停車する。

車内の様子。運転席の人はハンドルを握っておらず、運転操作は自動化している
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 DeNAの左向貴代オートモーティブ事業本部自動運転サービス事業開発部部長は「自動運転車を商用化するには運転の無人化だけではなくサービスの無人化が不可欠。実証実験期間中は路上駐車が多い場所での乗降などに課題はあったものの、モニター利用者にある程度受け入れてもらえる形を作れた」と説明した。