オークマ(本社愛知県大口町)は中国の山東省済南市に、顧客への技術提案やサポート、アフターサービスを担う拠点「済南テクニカルセンター」を開設した(図、ニュースリリース)。中国では上海と広州に続く3カ所目のテクニカルセンターで、新拠点の活用によって同社は、中国での販売・サービス体制を強化する。

図:「済南テクニカルセンター」
(出所:オークマ)
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 新拠点には、ショールームに加えて修理工場や測定室、セミナー室を設けた。工作機械としては5軸制御の立形マシニングセンター(MC)「MU-4000V-L」と、3軸の立形MC「GENOS M560-V」、1サドルCNC旋盤「同L3000」(関連記事)、同「LBR-370」、横形MC「MBR-5000H」を設置し、テストカットや加工支援、機械操作の指導などを実施する。サービス部品の在庫を充実させ、アフターサービスの迅速化も図る。

 建物面積は1646m2で、そのうちショールームは479m2。営業4人、技術2人、サービス5人、業務1人の計12人体制とする。投資額は約3億円。

 新拠点があるのは、高速鉄道の済南西駅から22km、済南遥墻国際空港から38kmの距離にある済南ハイテク産業開発区。山東省を中心に、その北側に位置する河北省や天津、北京、および内陸側の河南省を管轄する。

 同社によると、中国では製造業の高度化が進んでおり、5軸制御MCや複合加工機などの付加価値の高い工作機械の需要が伸びている。加えて労働力不足の深刻化から、ロボットを活用した自動化・省人化の需要拡大も見込まれるという。中国で3番目にGDP(国内総生産)が大きな山東省において販売とサービスを強化することで、同社は受注と売り上げの拡大を図る。