ServiceNow Japanは2019年3月18日、人事やIT運用管理など各種業務を支援するクラウドサービス「Now Platform」の新版「Madrid(マドリッド)」の提供を始めたと発表した。本社である米サービスナウ(ServiceNow)が3月5日に提供を開始したのを受け、日本語環境を整えた。

 Now Platformは業務の流れを定義し、承認や自動化などを支援するワークフローサービスである。IT運用管理から始まり、人事や法務、セキュリティーなど様々な業務に適用領域を広げてきた。新版のMadridはモバイル対応を強化したのが特徴で、人事関連の定型業務や承認、トラブル発生時の問題解決をスマートフォンを使った簡単な操作で処理できる。

 例えばPCにログインできなかったり、ICカード型の社員証で入退室ができなかったりといったトラブルに遭遇した際、パソコンや社員証をスマホのカメラで撮影すると、撮影したものを人工知能(AI)で認識。PCや社員証の利用開始の承認手続きを依頼するなど、トラブル解決につながるメニューがすぐにスマホ画面に出てくる。

Now Platformの新版で提供するモバイル向けツールと設計した画面の例
出所:ServiceNow
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 スマホを使って簡単な操作で人事異動にまつわる各種承認業務を一括して処理する機能も備える。従来もスマホ向けの画面はあったが、Madridではスワイプして処理を指示したり、カメラやAIを活用したりするなど、スマートフォンに最適な操作や機能をワークフローに実装できる。

 村瀬将思社長はMadrid提供を機に日本での販売を強化する方針を打ち出した。協業企業であるNTTコミュニケーションズのデータセンターを活用し、東京と大阪の2カ所で日本リージョンのサービスを提供する。さらに人事や法務、セキュリティーなどの知識を持つ営業やプリセールスの担当従業員を増やし、日本での需要増に対応するという。日本での顧客数や日本法人の従業員数は非開示だが、「この3~4年で4~5倍に増えた」(村瀬社長)。

日本でのビジネス展開を説明する日本法人の村瀬将思社長
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