「現場で働く人の中から400人の『エバンジェリスト』を選抜して、その人たちに導入をリードしてもらった」。2019年3月14日にグーグルが開催したセミナーに、大丸や松坂屋、パルコなどを展開するJ. フロント リテイリング 事業開発統括部グループデジタル戦略部インフラ企画担当あたらしい幸せ発明部新規事業担当の土屋真弓スタッフが登壇。グーグルのグループウエア「G Suite」の導入時に実施した施策を紹介した。

J. フロント リテイリング 事業開発統括部グループデジタル戦略部インフラ企画担当あたらしい幸せ発明部新規事業担当の土屋真弓スタッフ
[画像のクリックで拡大表示]

 J. フロント リテイリングは2017年7月から、段階的にG Suiteの導入を進めている。導入初期に1番効いた施策が、冒頭に紹介したエバンジェリストの選任だったという。「エバンジェリストはマネジャーが推薦した、現場で活躍するメンバーだ。導入よりも先行してG Suiteを使ってもらった」(土屋氏)。ツールの便利さを実感したエバンジェリストが、操作サポートも含めて現場への浸透を担った。

 J. フロント リテイリングがG Suiteの導入で使ったのは「チェンジマネジメント」という手法だ。クラウドツールの導入のような変化があると、反発したり混乱したりする社員も出てくる。これに対して、人のケアに焦点を当ててプロジェクトを成功に導く。手法は(1)関係者を巻き込む、(2)組織分析、(3)コミュニケーション、(4)教育、の4本柱から成る。エバンジェリストの選任は、関係者を巻き込む方法の1つである。