ゲームでLGBTの理解促進へ、HIKARI Labなどが共同研究

2019/03/15 07:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender)について、どれだけ理解しているだろうか。参議院調査室の発表によると、LGBTは人口の8%に当たる12人に1人の割合で存在するという。しかし、いまだに社会で十分な理解が得られているとは言えないのが現状だ。

 そこで、認知行動療法を手軽に学べるRPGゲーム「SPARX」を国内で提供するHIKARI Labは、筑波大学とゲームアプリを手掛けるfavaryと共同で、LGBTなどへの理解啓発を促すコンテンツの開発を進めていると発表した(関連記事12)。具体的には、HIKARI Labが監修し、favaryが提供しているノベルゲーム「問題のあるシェアハウス」を活用して、ゲームによるLGBTの理解促進について実証実験を行っている。ゲームを用いることでLGBTに興味のない人にも理解を促したい考えだ。

「問題のあるシェアハウス」画面イメージ(出所:favary)
クリックすると拡大した画像が開きます

 2018年12月15日~2019年3月31日にかけて、LGBTへの理解や啓発を促す手法を検討している。ゲーム内のストーリーにLGBTへの理解を向上させるようなメッセージを盛り込む。その後、理解度に関する評価尺度を作成し、ゲームを使用した場合の効果を測定する研究を進める。

 問題のあるシェアハウスというゲームは、女性主人公の視点で男性や女性を問わず、好みのキャラクターと恋愛を体験できるゲームである。ゲーム中のセリフやキャラクターの心理描写には、医師や臨床心理士が監修したストレス対処法のヒントなどが盛り込まれている。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング