KDDIがホームIoT「au HOME」を強化、スリープテックで睡眠負債を返済

2019/03/13 19:32
山口 健太=フリーランスジャーナリスト

 KDDIは2019年3月13日、都内で「au HOME」の新製品発表会を開き、ホームIoT向けの新製品やスリープテックを活用した新サービスを発表した(写真1)。

写真1●KDDIがスリープテックを活用した新サービスを発表(撮影:山口 健太、以下同じ)
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スマートスピーカーの活用が拡大

 発表会にはKDDI 理事 商品・CS統括本部 副統括本部長の山田靖久氏が登壇(写真2)。au HOMEのサービスを開始した後のホームIoT市場について、「スマートスピーカーの活用度合いが徐々に上がってきた」と語った。

写真2●KDDI 理事 商品・CS統括本部 副統括本部長の山田靖久氏
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 具体的なau HOMEの加入者数などは非開示とした。一方、加入者の40%がau HOMEアプリを毎日利用しており、1日平均11回アプリを閲覧、家電操作はスマホと音声を合わせて1日8回利用しているとの利用状況を明らかにした。

 au HOME対応デバイスとしては、「睡眠モニター 01」を2万5000円(税別)で3月15日に発売する(写真3)。ほかにも「スマート電球 01」「スマートロック 01」「火災報知器アダプタ 01」「かんたんボタン 01」を発表した(写真4)。いずれのデバイスも一括または分割で購入できる。

写真3●睡眠モニター 01
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写真4●au HOMEデバイスのラインアップ
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 au HOMEサービスと複数のデバイスのセットプランとして、「センサーでみまもりセット」「声で家電コントロールセット」「みまもり&家電コントロールセット」も新たに提供する。

ホームIoTで睡眠の質を改善する取り組み

 次に、au HOMEを利用して睡眠の質を改善することを狙う、睡眠テクノロジーベンチャーのニューロスペースと共同開発した新サービスを発表した。

 背景として、20〜50代の男女800名を対象とした「睡眠負債」に関する調査では、58%が睡眠に何らかの不満を抱えていたという。「睡眠負債がさまざまな病気を起こしているとの報告がある」(山田氏)として、睡眠データからアドバイスを得られる「Real Sleep」を発表した(写真5)。

写真5●「Real Sleep」アプリ
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 このアプリでは睡眠モニター 01を利用することで、睡眠の規則性などをスコア化。眠りの状態や履歴をグラフに可視化できるという。

 さらに有料の「アドバイスオプション」を月額300円(税別)で提供する(写真6)。データ分析結果から週に1回のアドバイスを得られるほか、年3回まで健康に関する電話相談を受けられるという(写真7)。

写真6●有料で睡眠に関するアドバイスを受けられる
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写真7●アプリのアドバイス画面
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 センサーを内蔵したベッドも発表した。睡眠モニタリング機能を備えた電動リクライニングマットレス「RP-5000SE」をフランスベッドと共同開発した(写真8)。価格は16万8000円(税別)で、3月15日よりフランスベッドのショールームで販売する。

写真8●睡眠モニタリング機能付きマットレス
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 マットレスには睡眠モニター 01のほか、寝室や寝床の温湿度センサーとして「マルチセンサー 01」が同梱され、au HOMEサービス、Real Sleep、アドバイスオプションをセットにした専用プランを月額790円(税別)で提供する(写真9)。

写真9●専用プランは月額790円
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 発表会にはフランスベッド 取締役 常務執行役員 生産開発本部長の上田隆司氏が登壇(写真10)。「睡眠センサーは多様な製品が出ているが、フランスベッドでは複数のセンサーとニューロスペースの独自アルゴリズムも使っており、どういう寝方をしているのかセンシングできる」と違いを強調した。

写真10●フランスベッド 取締役 常務執行役員 生産開発本部長の上田隆司氏
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