独フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)と米マイクロソフト(Microsoft、MS)は2019年2月27日(ドイツ時間)に戦略提携を発表した。VWのコネクテッドカー向けクラウド「Volkswagen Automotive Cloud」の基盤に「Microsoft Azure」を採用する。

フォルクスワーゲンのヘルベルト・ディースCEO(左)とマイクロソフトのサティア・ナデラCEO(右)
(出所:独フォルクスワーゲン)
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 Volkswagen Automotive Cloudは、VWの電気自動車(EV)で2020年に発売する予定の「ID.シリーズ」から使用を始め、欧州、中国、米国での展開を予定する。MSが世界中に展開するAzureのデータセンター網を活用することで、VWは自動車向けクラウドを迅速に世界展開できるようになる。

 車載システムがAzureベースのクラウドと連携することにより、クルマの中から「Microsoft Skype」を使った電話会議に参加するといったことが可能になるという。車載システムのアップデートや地図データの更新、音声アシスタント、メディアサービスの提供なども計画する。

 「VWがソフトウエアドリブンのモビリティープロバイダーになる上で、MSとの戦略提携は鍵となる」。VWのヘルベルト・ディース(Herbert Diess)CEO(最高経営責任者)はそう語る。VWはMSの本社に近い米シアトルに新しい開発センターを設け、MSからアジャイル開発などの手法を学びながら、Volkswagen Automotive Cloudの開発を進める。