ディー・エヌ・エー(DeNA)とSOMPOホールディングスは2019年2月28日、個人間カーシェア事業を手掛ける共同出資会社を設立すると発表した。新会社がDeNAの個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」の運営を引き継ぎ、専用の保険や一定の条件を満たせばクルマを無料で貸し出す「0円マイカー」サービスを提供する。

 2019年3月に「DeNA SOMPO Mobility」を設立し、4月にSOMPOが新会社の第三者割当増資を引き受ける。新会社の出資比率はDeNAが51%、SOMPOが49%で、DeNAの連結子会社となる見込みだ。

DeNAの南場智子会長(左)とSOMPOホールディングスの西澤敬二取締役(損害保険ジャパン日本興亜社長)
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 新会社は個人間カーシェア事業に特化した専用保険を提供する計画だ。レンタカー登録や駐車場の確保、受け渡し機器の取り付けといった条件を満たすとカーシェア用のクルマを新会社が無料で貸し出すサービスも始める。既にクルマを所有している場合は一定の条件に基づき、新会社が毎月一定額を支給するプランも用意する。

 両社は自家用車のリース事業を手掛ける「DeNA SOMPO Carlife」も2019年3月に設立する。6月から事業を始め、新会社でリースしたクルマをAnycaでカーシェアする仕組みを想定する。将来的に月1000台規模の提供を目指す。

 都内で記者会見したDeNAの南場智子会長は「クルマの所有から利用への変化は本質的で、とても大きい。DeNAだけでは限界があった」と語った。SOMPOの西澤敬二取締役(損害保険ジャパン日本興亜社長)は「DeNAとの協業は今後の成長に向けた、とても価値のある挑戦になる」と力を込めた。