セイコーエプソンは、コントローラーを内蔵した6軸ロボット「VT6L」の受注を開始した(図1、ニュースリリース)。可搬質量は6kgで、電気・電子部品や自動車部品の搬送と組み立てに向く。価格は138万円(税別)。

図1:「VT6L」(出所:セイコーエプソン)

 新機種では、水平多関節ロボット「T」シリーズと同じくコントローラーを本体と一体化し、両者を接続するM/Cケーブルを不要にした(関連記事)。これにより、導入・メンテナンスの際の手間と設置スペースを減らせる。加えてハンド取り付け部には中空構造を備えるので、ハンド回りにケーブルが絡まりにくく、ハンドまでの配線や電源供給のセットアップも容易という(図2)。

図2:ハンド取り付け部の配線イメージ(出所:セイコーエプソン)

 バッテリーを使わずにモーターの原点位置情報を記憶できるバッテリーレスモーターユニットを搭載。交換用のバッテリー購入費や廃棄費用がかからず、ランニングコストを抑えられる上、メンテナンスに伴うロボットのダウンタイムも縮められる。

 交流(AC)100〜240V単相電源に対応する。このため、企業や学校の実験室などAC100Vしか使えない環境でも、定格電流20Aを確保すればロボットの導入が可能だ。

 アーム長は920mmで、各軸の繰り返し精度は±0.1mm。1kg可搬時の標準サイクルタイムは0.60秒、最大動作速度は118.8〜296.8°/秒としている。取り付け方法としては、床置きと天吊り、壁掛けに対応する。