三井住友銀行と日本総合研究所は2019年2月18日、データ分析におけるデータ準備作業を効率化するために米トライファクタの「Trifacta Wrangler Enterprise」を導入すると発表した。同年3月からデータ分析を担当する部門で利用を始め、マーケティングや与信管理の高度化につなげる。Trifactaの国内初の本格導入事例で、NECが導入に協力する。

 三井住友銀行は機械学習モデルの作成プロセスをAI(人工知能)で自動化するツール「dotData」を導入してデータ分析業務の効率を高めてきた。ただし、dotDataに入力するデータをそろえて整える準備作業がデータ分析業務の約3割を占める状況だった。その時間を短縮して、より多くのデータ分析に取り組めるようにしたいと考えてツールの選定を進めてきた。

 トライファクタは米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く2012年創業のスタートアップ企業。トライファクタのツールを使えば、高度な専門スキルを持たなくても複数のデータソースから必要なデータを漏れなく抽出して加工する処理を効率的にできる。三井住友銀行は2018年9~10月に検証し、数億件におよぶ膨大なデータを対象としたデータ抽出・加工に適したツールだと判断。既存のデータ加工ツールを使う場合に比べて作業時間を約80%短縮できたことを確認し、本格導入を決めた。