伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロ)社は、解析用の機能ブロックを内蔵した6軸慣性計測ユニット(IMU:Inertial Measurement Unit)「LSM6DSOX」を発売した(ニュースリリース)。同社のIMUファミリーである「iNEMO」に含まれる製品である。3軸加速度センサーと3軸角速度センサー(ジャイロスコープ)などを1つのモジュールに収めた。どちらのセンサーもMEMS技術で製造した。消費電流は0.55mAと少ない。このため、スマートフォンやウエアラブル端末などにおいて、フィットネスロギングや健康モニタリング、パーソナルナビゲーション、落下検出などに用途に適用できる。同社は、「新製品はAndroidやiOSといったモバイルOSが稼働する機器に簡単に組む込みことが可能」という。

新製品と応用イメージ。STMicroの図
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 この製品の最大の特徴は、機械学習ベースの解析を実行する機能ブロックを備えたことである。これによって、既知のパターンの中から動き(モーション)を同定するなどの役割を担える。例えば、活動トラッキングシステムの初段を担当することができる。このため、メインプロセッサーの消費電力を低減できると同時に、系全体の処理速度を高めることが可能になるという。