ロシアのセキュリティーベンダーの日本法人カスペルスキーは2019年2月13日、新社長就任記者会見を開いた。1月1日付で就任した藤岡健社長は「世界トップレベルのカスペルスキーのノウハウと良さをもっと日本で知ってもらい、今後3年間で売上高を2.5倍に伸ばす」と目標を掲げた。

カスペルスキーの藤岡健社長
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 米国政府が中国やロシア製の情報通信製品の排除する動きを見せていることについて、藤岡社長は「もちろん当社は製品を使ったスパイ行為を一切していないが、我々が言うだけではなく、第三者から見た透明性を確保しなければ意味がない」と説明した。顧客に関わるデータをロシア以外の第三国へ移す取り組みを始めており、日本の顧客のデータも今後アジア圏内に移転する方針を示した。大手監査法人による監査も受ける。

 藤岡社長は日本IBM出身。日本ネクサウェブ、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ、ソニックウォール・ジャパンで社長を務め、外資系IT企業で豊富な経験を持つ。