ローソンエンタテインメントは2019年2月10日から11日にかけて発生した娯楽チケットサービス「ローソンチケット(ローチケ)」のシステム障害について、12日に経緯を明らかにした。日経コンピュータの取材に対し「混雑について事前の想定が甘く、サーバーで処理し切れなかった」(広報)とした。

ローソンチケットのシステム障害に関する告知
(出所:ローソンエンタテインメント)
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 同社によればシステム障害が発生したのは2月10日午後3時ごろから翌日午前1時ごろまでの約10時間。ローソンの店頭端末「Loppi(ロッピー)」で予約済みチケットの発券・入金をしようとする顧客が集中し、同社のサーバーで処理し切れなくなった。処理遅延のため途中でエラーになるなどして発券・入金が完了しない事象が約4万件発生。該当する顧客はローソンのレジで代金と引き換えにチケットの発券を受けられないままシステム上は「発券済み」となり、再度Loppiを操作しようとしても発券できない状況に陥った。

 その後、同社は該当する顧客の発券済み状態を取り消す処理を実行した。2月11日午後6時から再度発券・入金できるようになったことを電子メールで案内し、12日までにほぼ通知を終えたという。2月9日~11日の3連休は、人気ダンスボーカルユニットのコンサートなど多数の公演の入金・発券期限が集中。事前に混雑を想定し、一時的にサーバーを増強する措置を取っていた。だが「2月9日に雪が降ったこともあり顧客の出足が鈍く、その分10日に想定の2倍の発券・入金処理が集中してさばき切れなくなった」(広報)。再発防止のために、サーバーの増強や処理量想定方法の変更などを検討するとしている。