日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2019年2月8日、エッジコンピューティングの製品群「HPE Edgeline」に新製品を追加した。小型のエッジ向けコンピューターと、その上で動作してPLCやロボットからデータを収集するソフトウエアである。

 「今後、企業内のデータの7割はエッジ側で作られると言われている。全てのデータをデータセンターやクラウドに送信するのは、コストやセキュリティーの面から難しい。エッジ側で処理して、必要な結果だけを送る仕組みが必要だ」。記者会見で日本HPEの五十嵐毅執行役員ハイブリッドIT事業統括は新製品の意義をこう強調した。

日本ヒューレット・パッカードの五十嵐毅執行役員ハイブリッドIT事業統括
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 小型のエッジ向けコンピューター「HPE Edgeline EL300 Converged Edge System」は過酷な環境でも稼働できるのが特徴だ。稼働温度はマイナス30~70度で、IP50に適合する防塵構造を備えている。CPUにIntel Core i5/i7/Atomプロセッサーを採用し、最大32ギガバイトのメモリー、最大2テラバイトSSDを搭載する。消費電力は30ワットに抑えた。2019年1月から発売済みで価格は47万7000円から(税別)。

HPE Edgeline EL300 Converged Edge System
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 PLCやロボットからデータを収集するソフトウエアの「HPE Edgeline OT Link Platform Software」はセンサーや制御用機器などからデータを収集・解析する。約200種類の産業用通信プロトコルに対応し、解析したデータをクラウドに転送できるようにした。GUIで各種エッジデバイスとの接続を設定することも可能。2019年5月下旬から発売予定で価格は未定である。