ソフトバンクグループは2019年2月6日、2018年4~12月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。純利益は前年同期比51.6%増の1兆5383億円だった。投資先の米エヌビディアの株価が急落したが、金融派生商品を活用して、評価損失の過半を補った。

 売上高は前年同期比5.2%増の7兆1684億円、営業利益は同61.8%増の1兆8590億円だった。ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)については、投資先の米ウーバーテクノロジーズや米ウィーワークなどの株式評価益が貢献した。

 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は同日の記者会見で、主要な投資先で株価が急落したエヌビディアについて、「営業利益では4000億円のマイナス影響だが、(オプション取引を活用し)純利益では3000億円くらいを取り戻した」と力を込めた。

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長
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 孫氏は会見で「AIがすべての産業を再定義する」と改めて強調し、自動車産業については「2035年にニューヨーク5番街はAIによる自動運転車だらけになる」と話した。後継者については「少なくとも69歳まで社長を続ける」と話した。